北欧の神秘な文字による占い「ルーン占い」

ルーン占いはラテン文字が呪術に使われいくつかの種類があります。

ルーン文字誕生の秘密

英語やドイツ語、オランダ語北欧の言語を総称してゲルマン語といいます。
ルーン文字は1世紀頃にゲルマン語を書き表すために作られたアルファベットです。
4世紀から7世紀にルーン文字は盛んに作られてきましたがラテン文字が普及し使われなくなっていきました。

このルーン文字誕生には不思議な伝説が残っています。
スカンジナビア半島にはオーディンという戦争と死を司る神がいました。
彼は知識欲が旺盛で禁断の知識を得る為に自分を犠牲に捧げました。

オーディンはユグドラシルという伝説の木で首をくくり自分が愛用している
グングニルという槍で自分の体を貫いて9日9晩、祈りを捧げました。
綱が切れて助かった彼が手にした知識がルーン文字だったのです。

魔力を持つ文字

ルーン文字は魔力を持っていると考えられています。
ゲルマン民族の戦士は戦場に行く時勝利を表すルーン文字を剣に刻みました。

また、ナチスドイツが国旗として使用していたハーケンクロイツ(卍)もルーン文字なのです。
シゲルという太陽を象徴し成功と名誉を表す文字を二つ組み合わせたのがハーケンクイロツなのです。

ヒトラーは神秘的なことが大好きでゲルマン民族の象徴であるルーン文字を自国の国旗にしました。
その他占いや呪術にもルーン文字は使われてきました。

ルーン占いでの意味

ルーン文字は3種類あります。
古代ゲルマン・ルーンは24字からなっています。
スカンジナビア・ルーンは16字、アングロサクソン・ルーンは28字からなっています。

ルーン占いをする時は24字の古代ゲルマン・ルーンに空白を表す「ウィルド」を入れ25文字で占います。
ルーン文字は気に刻むことが多かったので、木目と混同しないように横線を使っていません。

ルーン占いにもタロット占いと同じように正位置と逆位置があります。
また、対称な形をした8文字には正逆の区別はありません。
タロット占いと違うところは逆位置が悪い結果を表す意味ではないことです。

イエスかノーを求める単純なルーン占いでは、正位置がイエス、逆位置をノーで表します。

最近では、パワーストーンを使ったルーンストーンもあります。