数字から運命を読み解くカバラ数秘術

カバラ数秘術は、16世紀頃に確立された神秘思想主義の占いでピタゴラスが数秘術の根源を作ったとされています。

カバラ数秘術と「ピタゴラス」「カリオストロ」

数秘術とは数字に特別で神秘的な力があるという思想に基づいて作られた占術です。
その始まりは三平方の定理で有名なピタゴラスだと言われています。
ピタゴラスは数字にこそ宇宙の秘密を解く鍵があると考えていました。

それがユダヤ教と結びついてカバラ数秘術と言われるようになりました。
カバラとはヘブライ語で「伝承」を意味し、カバラ数秘術は極秘に伝承されていきました。

フランス革命前夜の社交界で活躍したカリオストロは、このカバラ数秘術を得意としていました。
カリオストロは、占いが浸透していなかった当時、魔術師とも詐欺師とも言われていました。

フランスの国王ルイ16世の王妃マリー・アントワネットと親しくなりカバラ数秘術で占い
処罰される運命を言い当てたといわれています。
しかし、カリオストロの助言は受け入れられず、王と王妃は断頭台に消えてしまいました。

運命数の算出方法

カバラ数秘術で占いにはまずその人の運命数を算出します。
誕生数といって、生年月日で計算する方法が一番ポピュラーです。

たとえば、1985年12月10日の場合は
1+9+8+5+1+2+1+0=27
2+7=9というふうに一桁になるまで足し続け出た数がその人の運命数になります。

ただし例外があり「11」と「22」になった場合はにとけたまで追わずにそこまでです。
よって、11個の運命数があることになります。

誕生数とは別に姓名数と呼ばれるものがあります。
誕生数が本当の性格と生まれてきた使命を表すしますが
姓名数は今の性格と能力を表すと言われています。

姓名数の算出方法は、

AJS=1
BKT=2
CLU=3
DMV=4
ENW=5
FOX=6
GPY=7
HQZ=8
IR=9

として先ほどの算出方法で計算します。

日本人においては、アルファベットを多用しませんので姓名数はあまり用いません。